フランスに長期で滞在する場合、渡航後すぐに手続するべきことのひとつが「ビザの有効化」です。
長期学生ビザの有効化の詳細についてはキャンパスフランスのウェブサイトに掲載されていますので、まずはこちらをご覧ください。
注意点としては、入国から3か月以内に行うことです。手続きはそれほど難しくはないので、住む場所が決まったら時間があるときに済ませてしまいましょう。
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手続きの流れ
手続きはフランス内務省外国人総局のウェブサイトで行います。長期学生ビザ(VLS-TS)有効化の手続きは☑のアイコンをクリックします。

以下は手続きの流れについての概略です。
パスポートに貼付されたビザの右上に掲載されているビザ番号を入力し、青いボタン(Confirmer mon numero de visa)をクリックします。

1 Visa ビザ情報の入力
ビザの情報(発給日や有効期限、ビザの種類、参照番号)を入力します。

入力途中で分からないことがあれば青い「?」マークをクリックすればビザの掲載場所を参照できます。ただし掲載位置などが微妙に異なるので要注意です。

最後の参照番号( Référence réglementaire (dans la rubrique « remarques »)について、以下のどちらかを選択するようになっていますが、なぜかこの項目だけビザに記載がありません。
- CESEDA R311-3-6°
- CESEDA R431-16-13°
CESEDAとはCode de l’entrée et du séjour des étrangers et du droit d’asileの略称で、フランスにおける外国人の入国と居住、亡命の権利に関するルールを定めたものです。
この2項の違いがよく読み込めませんでしたが、私は学校の外国人留学生向けの案内の資料を参考に、後者(R431)を選びました。
2 Données complémentaires 追加情報の入力
世帯構成と電話番号、メールアドレスを入力し、Envoyer un code de vérificationをクリックします。

クリック後、すぐにポップが表示されます。入力したメールアドレス宛に認証番号が載ったメールが届くので、Code de vérificationの欄に番号を入力し、Valider le codeをクリックします。

最後に青いSuivantをクリックします。
3 Entrée en France et adresse 入国と居住情報の入力
フランス入国日と同居人の有無、滞在先の住所を入力します。

通り名を記載したら、住所の続きが自動で表示されました。
Suivantをクリックします。
4 Récapitulatif 入力情報の確認
4の画面ではこれまで入力・選択した事項が表示されるので、最終チェックし、問題がなければSuivantをクリックします。
5 paiement 支払い
画面遷移後、電子収入印紙に表示された16桁の数字を入力するよう求められます。
収入印紙の支払いはクレジットカード決済のほか、タバコ屋で電子印紙(timbre fiscal électronique)を買うことができます。
私はソニー銀行のデビットカードで支払いましたので、クレジットカード決済の方法を記載します。
クレジットカード決済の場合、まずは“J’achète mon timbre électronique en ligne”をクリックし、支払います。

政府の国家安全文書機関(ANTS)のページに遷移します。メールアドレスを入力し、Valider le paiementをクリックすると支払い画面に遷移します。

余談ですが、入力していくうちになぜか言語が日本語に切り替わりました。
税金の徴収は大事ですよね…。

先ほど入力したメールアドレス宛に電子収入印紙が添付されたメールが届きます。ここに記載された16桁の証紙番号(Numéro du timbre)を入力し、Je vérifie mon visaをクリックします。
6 Confirmation 完了確認
問題がなければ確認書のPDFがメールで届きます。

これで手続きは完了です!