Last Updated on 2025年8月8日
海外留学でもっとも重要な手続きのひとつが学生ビザでしょう。
私も6月現在、進学先が決まり、次のステップとしてビザ取得のための準備をしているところです。
この記事を執筆中の現在、フランス政府のビザ申請用プラットフォーム(france-visas)のオンラインフォームに入力中です。
しかし分からないことがたくさんあるので、作業記録がてら記事に残したいと思います。
これまでの経緯と今後の手続き
- EEFにてザ申請前手続き 【5月末~6月上旬】
- EEFとはEtudes en France の略称で、キャンパスフランス(フランス政府留学局)のオンラインプラットフォームのこと
- 出願形態(EEF経由での出願か高等教育機関への個別出願か)等により手続きが異なるので、ここでは割愛(詳しくはキャンパスフランスのウェブサイト参照)
- ビザセクション(在日フランス大使館)にてビザ申請の事前予約(予約必須!)【6月上旬時点で8月2週目以降しか予約取れず】
- フランス政府ウェブサイトのビザ申請用プラットフォーム(france-visas)で申請書類の準備 ◀今ここ
- ビザセクションにてビザ申請【8月2週目予定】
- ビザ発給通知【8月中に欲しい】

ビザ申請にあたり、事前予約は必須です。進学決定次第、早めに取っておくことをおすすめします。
ステップ1 france-visasにてアカウント登録
ビザの申請はフランス政府の公式サイトのオンラインフォーム「france-visas」上で手続きを行います。
フランス大使館のウェブサイトの「フランスのビザ申請方法」のページから飛ぶことができます。
なお、このページからビザ申請の進捗状況を確認することができますので、申請書を提出後も定期的に確認するようにしましょう。

france-visasのトップページ
以下がfrance-visasのトップページです(2025年6月16日現在)。

ここからはフランス語、英語、その他の外国語しか表示されません。翻訳機能を使うか、外国語の勉強を兼ねて頑張りましょう!
申請にあたり、下記の資料の提出が求められています。
- パスポート
- 書類の原本・コピー
- 証明写真
書類は手元にあるものばかりではないと思うので、オンラインフォームへの入力と同時並行で準備していきましょう。
また、このページにアプリケーションフォームでの入力に関する補助資料のPDFデータが添付されていますが、残念ながら日本語バージョンはもちろん、フランス語と英語版もありません。
画面右にある青いボタン(Start your visa application)をクリックすると、アカウント登録画面に遷移します。

以下がログイン画面です。下の青いボタン(Create an account)をクリックし、アカウントを作成します。

アカウントの登録が完了したら、オンラインフォームに必要事項を入力し、申請書を作成していきます。
ステップは6段階ありますが、頑張りましょう。
ステップ2:オンラインフォーム入力
1/6 Formulaire : Votre projet(滞在計画)
下記が1ページ目です。
ここでは申請者の国籍、パスポート情報、フランス国内での滞在計画について入力します。
このページの言語はフランス語のほかにも英語や中国語等の外国語が選べるようになっていますが、残念ながら日本語はありません。

入力が完了したら、青いボタン(suivant)をクリックします。
そうするとパスポートの番号に誤りはないか確認を促すポップが表示されます。
念には念を、もう一度確認してから次の画面に映りましょう。
2/6 Formulaire : Vos informations(個人情報)
次のページでは、性別や現住所、出生地や職業などの個人情報や、家族帯同・在仏家族の有無等について入力します。
*印がついた項目は必須項目です。


入力が完了したら次に進みましょう。
3/6 Formulaire : Votre dernier visa(過去のビザ取得状況)
過去に3か月以上フランスに滞在し、ビザを取得したことがある場合はこちらに当時の滞在状況について入力します。

4/6 Formulaire : Votre séjour(滞在計画)
ようやく折り返しに入りました。ここではフランス到着日や滞在期間、滞在の目的等を入力します。
学生ビザの場合、キャンパスフランスで発行されたEEF(Etude en France)のJPからはじまるID番号(後述の証明書に記載あり)が必要です。

5/5 Formulaire : Vos contacts(滞在先の連絡先)
入力フォームはこちらが最後です。ここには滞在先の連絡情報を入力します。
アパートを借りる場合、3番目の”Mon hôtel ou lieu d’hébergement”が該当します。
滞在費用の負担者や支出方法についても入力します。


滞在先の情報は住所だけではなく建物名(アパート名やホテル名)、電話番号、メールアドレスも必要です。あらかじめ確認しておきましょう。アパート名は大家さんに確認したら教えてもらえました。
ビザ申請後の補足
滞在先の情報として、進学先の情報の記載を求められました。”Une entreprise, une organisation ou un établissement m’accueille”にもチェックし、学校名や住所等を記載しましょう。
6/6 Formulaire : Vos justificatifs(補足資料の添付)
下記が6ページ目、最後の画面です。ここでは当日持参する資料のPDFファイルを添付します。

このページでは、申請日に提出する書類のPDFファイルを添付します。学生ビザの場合、添付するのは主に下記の資料です。
※添付する資料はすべて英語かフランス語であることが必要です(france-visas参照)
- 証明写真
- パスポート(10年以内に発行された旅券で、少なくとも2ページ以上の空白ページを有し、有効期限が出国予定日から少なくとも3ヶ月以上、または長期滞在の場合、申請するビザの有効期限から少なくとも3ヶ月以上残っているもの。ビザ、入国・出国スタンプ、またはその他の記載事項が含まれる旅券のすべてのページを必ず送信(スキャン)すること)
- EEF(Etudes en France)ID番号 が記載された登録証明書(EEFでの手続きが完了すると、EEFの「受入許可書を持っている」ページからPDFをダウンロードできます)
- 経済証明(1月あたり最低615ユーロの留学資金の証明(申請日から1月以内に銀行から取り寄せる))
- 滞在先を証明するもの(ホテルの予約状況がわかるものや賃貸契約書、未定の場合は今後の予定を記載したもの)

書類は早めに準備するのをおすすめします
6ページ目のPoursuivreボタンを押下すると下記のポップが現割れる場合があります。

これは直訳すると「すべての書類がアップロードされていません。それでも続行しますか?」という意味で書類の添付に何かしら不備があるときに表示されます。
後から作業ができるので、このまま保存したい場合はOuiを押して次に進み、不足資料の確認等をする場合はNonを押下して不足する書類をアップロードしましょう。
Mes demandes
最後にMes demandes(申請状況)ページに移ります。

ここでこれまでの入力事項が反映された申請書を確認・ダウンロードできます。
Validéeと緑色で表示されていることを確認してから、作業確認ボタンにチェックを入れて黒枠のPoursuivreボタンを押下しましょう。
※6月16日現在、上記のようにValidée(有効)と表示されていますが、私は経済証明を添付しておらず書類不足の状態です。Poursuivreボタンはすべての書類の添付が完了したら押下予定です。
なお、中途半端な状態で長期間放置してしまうと、下記のとおり入力内容が保存されない状態で自動的にログアウトされるので要注意です。

8月8日追記:
申請前日に全ての書類データの添付を済ませ、申請書のPDFデータを印刷しました。
後半はこちらにまとめていますので、よかったらお読みください↓