Last Updated on 2025年9月20日
サッカー強豪国、フランス
フランスは言わずと知れた世界屈指のサッカー大国です。
FIFAワールドカップでは2018年のロシア大会で優勝、前回の2022年カタール大会でも準優勝を収めています。
EURO(UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)主催の大陸選手権)では、去年の試合で3位入賞。
フランス国内にふたつあるプロサッカーリーグ上位で属するリーグアン(Ligue1)は、イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガとともにヨーロッパの5大プロサッカーリーグを形成しています。
このリーグアンは2024、2024-25シーズンで国内17のクラブとモナコのクラブがお互いにしのぎを削りあっています。
私が住む南仏でもリーグアン加盟チームがあり、今回、初めてフランスでサッカー観戦をしてきました。
リーグアンの試合を観戦
9月中旬の土曜日。
観戦するのはOGC NICEとFC Nantesの試合です。

この日の天気予報は、初秋のコートダジュールにはまれな雨。朝から珍しく曇り空が広がっていました。
試合は17時から始まりますが、クラスメイト有志で早めに集まり、ニースの中心から郊外を走るトラムで向かいました。
トラムはサポーターと思われるOGC Niceの赤と黒のユニホーム姿の人たちがたくさん乗っていました。

最寄りの駅に着いた後、クラスメイトが揃うまでスタジアム近くのバーで待機。歓談で盛り上がり、スタジアム入りした頃にはすでに試合が始まっていました。クラスメイトと行動すると、いつも遅刻します…。

荷物と身体検査を経てスタジアムに入ります。チケットはオンラインで事前に購入し、座席等に関する情報がQRコードが送られるので、それを機械にかざして観戦席に入ります。



今回はニースがホーム側のためか、観客席は全体的にニースのサポーターが多かったです。逆にナントのユニホームを身につけたサポーターの姿をあまり見かけませんでした(見過ごしただけかもしれません)。
席に着いた頃にはすでにニース側が攻めに入っており、周りのサポーターたちは大いに盛り上がっていました。

観戦の醍醐味
観客席は青年たちのほか、親子連れや年配のムッシュなど、地元の常連客と思しき人たちが大半でした。
幸い雨に見舞われることはなく、試合の後半でニースが1点を取り、ニース1-ナント0で試合終了。
クラスメイトともどもそれほど観戦に真剣だったわけではありませんでしたが、試合を通して選手のプロフェッショナルなマインドやエネルギーをいただきました。
OGCニースのホームスタジアム「アリアンツ・リヴィエラ」について

アリアンツ・リヴィエラ(Allianz Riviera)は2013年に完成した多目的施設で、ニースを本拠地とリーグアン加盟クラブ、OGCニースのホームスタジアムです。
この施設はニース西部の大規模再開発エリア「エコ・ヴァレ(Eco Vallée)」の中心施設として建てられました。収容人数はサッカー試合時で約35,000人、コンサートホールとしては約45,000人。環境負荷を抑えた設計が特徴で、緑に囲まれた地域に位置しています。
サッカーだけでなく、ラグビーの国際試合や大規模な音楽フェスも開催されています。
スタジアムへのアクセス
アリアンツ・リヴィエラはニース市街地から車で約20分、トラムで40分の場所にあります。試合やイベント開催日には無料のシャトルバスが運行されるほか、特別ダイヤの公共バスも増便されることもあるようです。
高速道路に隣接しており、周辺都市からのアクセスもスムーズです。
施設内のおすすめスポット「国立スポーツ博物館」
施設内にはフランスのスポーツ史をテーマにした国立博物館(ナショナル・スポーツ・ミュージアム Musée National du Sport)」が併設しています。この施設は2013年にアリアンツ・リビエラ開設に伴い、パリからニースに移りました。
時間の都合で訪問できませんでしたが、サッカーやラグビー、オリンピック競技等幅広いジャンルのスポーツについて映像や体験を通して学べるほか、実際に使われたユニフォームやメダルのコレクションが展示されているようです。
定期的にイベントも行われており、サッカー観戦でなくとも、スタジアム見学ツアーとセットで訪れるのもおすすめです。