【留学準備】日本の住所を抜く場合、楽天の銀行・証券口座やクレジットカードは維持可能か?

Last Updated on 2025年7月31日

留学は誰にとっても大きな決断であり、それだけに費用もかかると思います。

留学中の不安をなくすためには、また使っていないサービスへの手数料等の余計な出費を減らすため、お金の不安は最大限減らしたいところですです。

私は楽天銀行をイーバンク銀行時代から利用しており、これまで買い物から決済、資産運用までほぼ一貫して楽天経済圏におり、年間数万円分のポイントを有効活用してきました。

でも、海外留学で住所を国外に移す場合、楽天のサービスを使い続けることはできるのでしょうか。

そこで今回は、楽天グループ口座やカードについて、調べたことをまとめたいと思います。

楽天銀行の口座は維持できるか

結論から言うと、長期留学で日本の住所を抜く(=非居住者となる)場合、事前に楽天銀行へ通知の上、解約手続きをしなければなりません。

5.(非居住者による利用)

非居住者は楽天銀行口座を利用できません。また、すでに楽天銀行口座の利用を開始しているお客さまが非居住者になる場合は、事前に当行所定の方法により、当行へ通知のうえ、楽天銀行口座を解約しなければならないものとします。

楽天銀行口座取引規定(個人向け)第1章 総則

楽天銀行の場合、口座解約の判断基準は「非居住者」かどうかです。

逆に日本に住所を残す場合、口座を維持することは可能です。

解約手続きに関する詳細はこちら(楽天銀行「口座解約方法(ログインができるお客様)」)

quiyo(キヨ)
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楽天キャッシュも国内在住者向けサービスなので、利用ができなくなります。今まで効率的に楽天ポイントを貯めるのが楽しみだったので、とても残念です…。

楽天証券口座は維持できるか

結論から言うと、口座解約の判断基準は「滞在期間が5年以上かそれ未満か」となります。

楽天証券は日本国外で金融商品取引業務を行う許可等を得ていないため、日本の非居住者となった利用者が国外で取引をした場合、出国先の国の法令に抵触する可能性があります。

留学先の法令等は確認しておきましょう。

また、滞在期間が1年以上かそれ未満かで取引の可否が異なります。

①滞在期間が1年未満の場合

特段の手続きは不要で、引き続き取引が可能です。

quiyo(キヨ)
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この場合、NISAも継続できるようです。

②滞在期間が1年以上5年未満の場合

総合口座は維持されますが、サービスはログインと出金に限定されます。

また、出国2週間前に届出書の提出や常任代理人の報告など、所定の手続きが必要となります。

※非課税口座(NISA)の継続利用は出国理由が海外転勤によるもの、または、海外転勤される方に帯同する配偶者である場合に限られるので要注意です。

※個人型確定拠出年金(iDeCo)口座を所有している場合、総合取引口座のお手続きとは別にカスタマーサービスへ出国の連絡が必要です。

quiyo(キヨ)
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他の証券会社は口座解約が原則のところが多いので、口座を維持できるだけでもありがたいですね。

③滞在期間が5年以上の場合

5年以上日本を離れる場合、原則として口座解約が必要になります。

楽天カードは使えるか

楽天カードは海外滞在中でも使用が可能です。

通常の楽天カードは年会費が一切かからず、海外での買い物時にも楽天ポイントが貯められます。

ただし他のクレジットカードと同様、海外事務手数料が発生(3.63%)するほか、各ブランド(VISA、Mastercard、JCB、American Express)ごとの決済為替レートが適用されるので要注意です。

なお、私が使っているJCBは国内では問題なく使えると思いますが、海外で使えるところはあまりないかもしれません。

quiyo(キヨ)
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新しく作るなら、VISAかMasterCardが幅広く使えて便利そうです。

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