【越境EC】eBayビジネスポリシーの設定

9月からの海外生活の足しにするべく、海外のフリマアプリ(eBay)へ不用品の販売を試みています。現時点でeBayの登録と決済サービスのPayoneerの連携が完了しました。

出品を始める前の重要項目として、今回は見落としがちなビジネスポリシーの設定についてご紹介します。

ビジネスポリシーとは

実際に出品を始める前に、トラブルを未然に防ぐための3つのルールを決めておく必要があります。3つのルールとは下記のとおりです。

  • Payment Policy:支払いに関するルール
  • Return Policy:返品に関するルール
  • Shipping Policy:発送に関するルール

Payment Policy:支払いに関するルール

Return Policy:返品に関するルール

Shipping Policy:発送に関するルール

設定のメリット

このポリシーを設定することで、トラブルを最大限回避できるほかにも各商品の出品作業の手間を省くことができます。

ポリシーはいつでも編集できます。ポリシーを更新した場合、そのポリシーを使用したすべての出品の取引ポリシーが自動的適用されます。

服などのカテゴリー毎や販売対象地域に分けるなど、複数の設定も可能です。

quiyo
quiyo

当初、このビジネスポリシーを飛ばして出品を進めていましたが、その都度に配送などの設定を行うのは地味に面倒です。

設定方法

設定画面のデザインは頻繁に変わるようなので、参考までにご覧ください。

マイeBay画面から「取引ポリシー」をクリックすると英語の画面に切り替わります。

青字の「Get started」をクリックします。

Create Policyをクリックすると、タブが表示されて5つの項目が選択できますが、まずは以下3つのルールを優先的に設定しましょう。

Payment Policy:支払いに関するルール

ここではバイヤー(購入者)の購入方法を設定します。即時販売とオークション両方で出品する場合は、2タイプ設定します。

Policy name :管理画面でリスト化されるときに表示される名称です。バイヤーには表示されませんが、服を売る場合のルールとして「payment policy 洋服」などわかりやすい名称を設定しましょう(最大64字)。
Additional text to help you identify the content of this policy : 入力は任意のメモスペースです(最大250字)。

Payment methods managed by eBay :オークション型で出品する場合は「購入者が今すぐ落札を使うときはすぐに支払いを要求」を外します。

Allow offline payment: 現金払いなどオフラインでの決済方法を希望の場合は選択しますが、海外向けの取引の場合は対象外です。

すべての入力が完了したら「Save」をクリックします。

Return Policy:返品に関するルール

決済後に返品を要求された場合に備え、返品受付の是非や返品期間、負担者などのルールを明記します。

Policy name: 管理画面でリスト化されるときに表示される名称です。バイヤーには表示されませんが、「Return policy 30日以内の返金対応」など、出品時に分かりやすい名称にしましょう(最大64字)。

Description (optional): 入力は任意のメモスペースです(最大250字)。

 

Domestic returns アメリカからの返品対応の是非

quiyo
quiyo

eBayでよく出てくる”Domestic” はアメリカを意味するので要注意です。

Accept returns: 返品対応するか否かを選択します。

Allowed within: 返品の受付期間を14,30,60日から選択できます(eBayは30日を推奨しています)。

Return shipping paid by: Buyer(バイヤー)もしくは Free for buyer, you pay(セラー)を選択します(セラーにした方が売れやすいようです)。

Refund method: Money back(返金)もしくは Money back or replacement(返金または返品)を選択します。

 

International returns アメリカ以外からの返品対応の是非

Allowed within: 返品の受付期間を14,30,60日から選択できます(eBayは30日を推奨しています)。

Return shipping paid by: Buyer(バイヤー)もしくは Free for buyer, you pay(セラー)を選択します(セラーにした方が売れやすいようです)。

Refund method: Money back(返金)もしくは Money back or replacement(返金または返品)を選択します。

 

Shipping Policy:発送に関するルール

このルールが一番複雑かもしれませんが、送料に関することなので非常に重要です。

2025年6月時点では、なぜか日本語表記になっていてありがたいです。

送料無料にするか有料にするか、有料の場合は商品のサイズと販売地域ごとに細かく設定しておくと、送料を最小限に抑えることができるでしょう。

ポリシー名:管理画面でリスト化されるときに表示される名称です。バイヤーには表示されませんが、「国内配送無料」などわかりやすい名称を設定しましょう(最大64字)。

説明(任意):入力は任意のメモスペースです(最大250字)。

標準配送:「小~中サイズの商品」「貨物:特別な取り扱いが必要な大型商品」「配送なし。近所で受け取りのみ」から選択します。

 

国内配送:アメリカへの発送を選択する場合(バイヤーはアメリカ人が多いので、選択をお勧めします)。

(ありの場合)費用の種類:「定額:すべての購入者で費用が同じ既定のサービスを追加」「算定:購入者の住所によって費用が異なります」から選択します。

(ありの場合)既定のサービスを追加:日本からの発送の場合「shipping from outside US」を選択します。

たとえば送料無料とする場合(一番簡単かつバイヤーに関心を持たれやすい)、Economy shipping from outside US (SAL便やepacketなど),Standard shipping from outside US (EMSなど).Expedited shipping from outside US (FedexやDHLなど法人や個人事業主向け)を選択します。

送料無料とする場合、バイヤーの負担額の設定は不要です。

(ありの場合)送料一覧(任意):任意で作成することができます。

国際配送:アメリカへの以外への発送を選択する場合 

(ありの場合)費用の種類:「定額:すべての購入者で費用が同じ既定のサービスを追加」「算定:購入者の住所によって費用が異なります」から選択します。

(ありの場合)その他の場所(任意):「なし」「世界に発送」「配送先」から選択します。「世界に発送」の場合、対象地域全国に適用、「配送先」の場合、対象地域ごとに設定できます

 

近所で受け取り

近所で受け取りを追加:直接受け取りを希望する場合に選択します。

(ありの場合)受け取り手数料(任意):手数料を設定する場合に入力します。

 

 

希望の設定

発送準備期間:2 ~40営業日から選択します。

除外する場所(任意):発送を除外したい国や地域がある場合に設定します。

 

ここでしっかり設定できれば、出品手続きはかなり楽になるはずです。お疲れさまでした!

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