Last Updated on 2025年8月4日
働きながら継続的に学習するのは簡単なことではありませんね。
私も英語のスコアを短期間で伸ばす必要があり、どうすればよいか考えました。
TOEIC対策に集中して取り組んだ結果、3カ月で140点上げることができ、目標を達成することができました。
そこで今回は、必要なスコアを取得するための約3カ月間、仕事の合間に実践した勉強法や使用したスタディサプリと効果的な使い方などをご紹介します。
この記事を書いたのはこんな人
Chiyo(チヨ)
・昭和生まれの社会人
・留学、海外勤務未経験
・海外のビジネススクールへの留学のため、TOEICのスコアメイク開始(2024.9~2024.12)
TOEICを受験した理由
とにかくTOEIC850点取る必要があった
2024年8月に修士号取得を志しました。学校やプログラムの情報収集をし、私が希望する一部のプログラムの出願には英語力の証明が必要なことがわかりました。
その学校はTOEFLやIELTSのほか、TOEICのスコアも認められていました。TOEICの場合、スコアは850点以上であることが条件となっていました。
当時、やや安易に「850点なら頑張ればとれる」と思い、TOEICのスコアメイクを始めることになりした。
そのころ既に9月の中旬。学習に費やせる期間は長くても3か月ほどしかありません。
TOEIC対策開始時の英語レベル(10年以上の英語学習のブランク)
とはいえ普段英語を使うことは皆無な上、最後にTOEICを受けたのは10年以上も前のことです。
そこでTOEICのスコアアップのための効果的な対策を練り、集中して取り組むことにしました。
使用した教材(スタサプ一択)と勉強方法
教材はスタディサプリに厳選

多くの教材をこなす時間がなかったので、TOEICに出る内容を効率的に勉強できそうな教材を厳選しました。
当初は本屋に行き、TOEIC対策の教材を探しました。しかし本棚にはTOEIC関係の本がたくさん置いてあり、どれを選んでよいかわからず、途方にくれました。
結局、TOEIC対策に特化したスタディサプリの「TOEIC® L&R TEST 」にたどり着き、まずは無料で7日間試してみることに。
実際に使ってみたところ、スキマ時間を中心に効率的に英語を学びたい私にはぴったりに感じ、結局最後のTOEIC受験までTOEIC対策はこれで完結しました。
勉強の仕方は…これだけ
とてもシンプルです。すきま時間をスタディプラスに充て、ボキャブラリーの強化と実践問題をひたすら解くというものです。
当初は1日2時間スタディプラスで問題を解こうと思いました。2時間の内訳としては以下のとおりです。
- 通勤時間 電車の中で約30分×往復で1時間
- 昼食時 30分
- 就寝前 30分
しかし実際のところ、1日2時間の捻出はほとんどできませんでした。
このすきま時間では、まずはアプリに格納されている英単語・英熟語集を繰り返し解きました。
ある程度解き終えた段階で、今度は「実践問題集」で実際のTOEICに出てくる問題形式で演習を繰り返しました。
この「実践問題集」は20冊分格納されています。学習2カ月目くらいから試験に慣れるため、週末に模擬試験として活用しました。具体的には、1冊分の問題量を通しでTOEICの制限時間以内で解きました。非常に疲れますが、これがとても効果手的でした。
スタディサプリを使うメリット
スタディサプリで勉強するメリットはたくさんあります。
1.学習時間の可視化でモチベーションがアップ
毎日の学習時間を記録できる機能が大きな励みになります。また、勉強時間がグラフで視覚化されるため、少しずつでも成長を実感でき、モチベーションになりました。
さらに、勉強の総学習時間や連続学習日数が可視化されているので、これまでの積み重ねを確認しやすく、自然と「もう少し頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。
特に忙しい日でも少しでも学習時間を確保しようとする意識が高まり、勉強の習慣化にも役立ちました。
2.「実践問題集」が秀逸

このアプリのコンテンツの中で実践問題集がとても優秀でした。
このアプリには、TOEIC試験1回分の模擬形式の問題が入った「実践問題集」「実践問題集NEXT」を合わせて20冊分収納されています。この問題集はテキストでも販売されており、1冊1,320円で購入できるようです。
20冊は相当量で3カ月で全て解ける気はしなかったので、最初の10冊を繰り返し解くことにしました。
最初の5冊くらいは、解説に講義動画がついているレッスンを集中的に解くようにしました。というのも講義動画付きの問題は正答率が低かったり、TOEICならではのコツが必要など、高得点の鍵となる問題である場合が多いからです。これらの問題を聞いて解説を聞くと、TOEICの試験の傾向が分かるようになっていきました。
講義動画ではスタディサプリ専任講師による解説を視聴するのですが、先生の説明が非常に簡潔で丁寧で大変勉強になりました。
単なる答え合わせではなく、どうして間違えたのか、なぜその答えになるのかがしっかり理解できます。いずれの問題もTOEICに特化した内容なので、出題傾向を踏まえた解説はとても役に立ちました。
模擬試験の代わりにも
また、試験本番と同様、1冊の問題200問を制限時間内に一気に解く練習をすると、本番に慣れることができます。私は勉強開始の2カ月目くらいから週末は模擬試験日として200問を一気に解きました。また、間違えた問題はブックマークし、その日のうちに復習をするほか、すきま時間を使って何度も復習を行いました。
3.リスニング力の向上を実感
私はリスニングが苦手ですが、スタディサプリを毎日使い続けることで、少しずつ聞き取れるようになってきました。
というのも、単語帳を含めほぼすべての英文に音声がついているので、イヤホンがあればいつでもどこでも英語を聞くことができるからです。
最初はスピードについていけず、何を言っているのか全然わからなかったのですが、「あれ、ちょっとわかるかも」と実感できる瞬間が増えていきました。
TOEICのリスニング問題はビジネス会話が多く、コツを掴むのが難しいと思いますが、スタディサプリの音声教材で日々慣れていくことで、確実に耳が慣れていくのを実感しました。
4.スキマ時間を活用して効率よく学習できる
忙しい日々の中で勉強時間を確保するのは難しいですが、スタディサプリなら通勤中や昼休みなど、ちょっとしたスキマ時間に勉強できるのが本当に便利です。
たとえば、電車の中で10分だけでもアプリを開いて問題を解く程度でも、気軽に勉強が進みます。紙の参考書だと、持ち運びや準備に手間がかかって続けづらいこともありますが、アプリなら手軽で、いつでもどこでも勉強できるので、習慣化しやすいです。TOEIC対策を効率よく進めたい社会人にはぴったりだと思います。
(おまけ)スタサプ講師の関先生がかっこいい
当初、動画を見る時間があるなら少しでも問題を解いた方がよいと思っていたのですが、実際に講義を聞いてみると、単語や文法の説明が分かりやすく、英語の理解が深まるのでお勧めです。
また、講義動画を見るうちに「講師の先生が素敵」なことにも気づいてしまいました。スタディサプリの講師は関正生先生というようで、どうやら英語学習の界隈では有名の方のようですね。
動画は分かりやすく、また単語集のひとこと解説もためになります。
スタディサプリのデメリット
3か月ほど使ってデメリットに感じたこともありました。
ただし上位3点はスタディプラスそのもののデメリットというよりも、勉強の仕方の注意点です。
1.目が疲れる
とにかくたくさんの量をこなそうとするほどスマホを凝視してしまいがちです。
30分は長そうに見えてあっという間で、気づけば目が充血、なんてこともしょっちゅうでした。
2.明確な目標がないとモチベーションの維持が難しいかも
スタディサプリは自分のペースで学習できるため、忙しい時期でも続けやすい反面、自己管理が難しく、モチベーションが低下することがあります。オンライン学習は自由度が高い分、習慣化ができていないと、途中で放置してしまうケースが少なくありません。
特に目標が明確でなかったり、スケジュールを立てずに始めると、結果が見えにくくなり、継続が難しくなります。
自分で学習スケジュールを組み、モチベーション維持の工夫が必要です。
3.注意しないと通信料がかかる
スタディサプリは動画レッスンや音声コンテンツを頻繁に使用します。これらのコンテンツをダウンロードすればオフライン環境下でも使うことができます。
しかし事前のダウンロードをせず、Wi-Fi環境がない場所でうっかり使用すると、かなり通信量を消費している場合があるので要注意です。私のスマートフォンはインターネットの通信量に上限があるため、通信制限がかかったり、追加のデータ料金が発生することがありした。
外出先での学習が多い方は、事前にWi-Fiで必要なデータをダウンロードしておくか、データプランに注意しましょう。
4.一部機能やサポートが有料
スタディサプリは基本的な機能は無料で利用できますが、TOEIC対策やビジネス英語など、より専門的なコースや、実践的なトレーニング機能を利用するには、有料プランへの加入が必要です。
また、個別サポートやカウンセリングなどのオプションも別途料金がかかることがあります。
無料版で満足できない場合、コストがかさむことも考慮に入れる必要があります。目的や予算に応じて、どのプランが最適かを検討しましょう。
受験結果
10月と12月に合計3回受験し、何とか目標スコアに到達することができました。
受験日 | スコア |
2024年10月27日 | 720 (L335, R380) |
2024年12月8日 | 765 (L390, R375) |
2024年12月21日 | 865 (L455, R410) |
12月の試験で目標スコアが取れなかった時のために、2025年2月の試験の申込みもしていました。
スタディプラスは3か月で退会しましたが、受験しないのはもったいないので、約1カ月半ほどTOEIC特化対策を全くせずに臨んだところ、スコアは720まで落ちていたのはここだけの話です…。
スタディサプリのご紹介
今回は私のTOEIC対策についてご紹介しました。
もし短期間でTOEICでスコアアップを目指しているなら、スタディサプリ TOEIC対策コースがおすすめです。
書籍と比べると、スタサプの使用料(月額3,278円)は決して安くはないと思います。だから「課金が続いている」という状況を活かし、お金を払った分の元をとる気持ちで挑むと、より勉強がはかどります。
まずは7日間の無料体験を試してみることをおすすめします。