Last Updated on 2025年12月20日
フランスのスーパーを歩いていると、日本では見かけない豆がずらりと並んでいます。
ひよこ豆、レンズ豆、白いんげん、そしてharicots rouges(アリコ・ルージュ)という赤いんげん豆。
ある日、この赤インゲン豆の缶詰がひと缶1ユーロを切る値段で山積みになっているのを見て、ふと頭に浮かびました。
「もしかして、これであんこが作れるのでは……」
このharicots rougesが使えるなら、現地の材料だけで和菓子が作れるかも。
そう思うともう、試さずにはいられません。

缶を開けてみる
さっそく缶を開けてみましょう。

豆は意外としっかり形を保っています。
見た目は大納言より一回り以上大きく、色も少し明るめの赤といったところです。
砂糖は添加されていないので、もちろん味は甘みはありません。
400gの缶詰ですが、中身の豆は実質250gほど。
これなら、ちょっと試作するのにちょうどいい量です。
あんこの作り方(甘さ控えめ)
今回はかなり控えめな甘さで試してみました。
豆200gに対して砂糖50gの割合です。
1. 缶詰の豆をざるにあけ、濁った水気をよく切る。

2. 鍋に豆を入れ、豆が浸るくらいの水を加えて弱火で加熱する。

3. 次第にアクが出てくるので取り除く。

4. 水分が減り、豆が柔らかくなってきたら砂糖を加える。ヘラなどで底から混ぜる。水分が減ってくると一気に焦げやすくなるので要注意

5. 水分が飛んだら火から降ろし、バットにならして熱を取る。

水分飛ばしすぎたかも
早速試食
味見をしてみたら、豆のホクホク感は弱め、皮は少し硬め。大納言に比べるとやや歯ごたえが残ります。
でも、あんこに似た優しい甘さがありました。
あずきには到底かないませんが、バターと一緒にバケットに塗っても美味しそう。
鹿の子にも挑戦してみた【失敗】
せっかくなので、豆を少し残してあんこだけの鹿の子(かのこ)を作ってみました。

しかしあんが硬いので、豆をくつけてもすぐに取れてしまいました。

煮溶かした寒天を塗り込んで固めてみたのですが、やはりあんこが硬すぎてうまく絡まらみませんでさた。

でも、まだまだ試行錯誤の余地はありそうです。
和菓子作りに火がつきそう
haricots rougesは乾燥状態でも水煮缶でも、どこのスーパーでも安く手に入ります。
ちなみに近所のスーパーでは米粉(completなので、玄米粉……?)も見かけました。

現地の食材で和菓子を作るための第一歩としては、かなり有望な素材だと思います。
次は
・水加減を調整する
・少し砂糖を増やしてみる
・塩をひとつまみ加えて味を締める
・豆を裏ごししてこしあんに挑戦
・乾燥豆を水で戻すところから挑戦
などいろいろ試してみたいと思います(勉強は放置)。
フランスで手に入る材料だけで和菓子が作れるようになれば、友人へのおもてなしや日本の味が恋しいときにも心強いです。
近いうちに、haricots rougesを使ったあんこの改良版レシピをまたご紹介します。
最後に、フランスの豆で和菓子、意外といけそうです!

